【高校生向け英語の勉強方法~前置詞~】
英語を学ぶとき用法が重要で多くの例文にあたらなければマスターしづらい品詞に動詞と前置詞があります。前置詞は概念が広い点でより難しいわけです。
例えばwith。
最初に習う対訳は「~といっしょ」ですが、
「What’s the matter with you?」のwithは「~に関して」となりますし、
「Josh can eat rice with chopsticks.」では「~を使って」となり、
「He is in bed with flu.」では「~で」と原因・理由を表します。
このように名詞と違いその意味の概念が広いため、様々な使い方に接して慣れる必要があるわけです。
これらの点でwithに限らず前置詞はなかなか攻略するには手強い相手です。
余裕があれば辞書で多くの事例にあたることを勧めます(すべての品詞について「辞書を読む」必要はありませんが、前置詞と動詞は少しずつでもいいからやって欲しいところです)。
使いこなすためには、まずは使われ方の事例に多くあたることが有効だからです。
さらに高校生になりますと馴染みのある表現となる「付帯状況」と呼ばれるwithの特別な使い方があります。
この場合のwithは「~しながら」「~のまま」という意味になりますが、その形は「with+O(名詞)+C(状況を表す語句)」となり、例えば「He sat on the sofa with his legs crossed.」のように使われます。
(OとCでは必ず主語・述語の関係が成り立ち、「彼は足を組んだままソファに座った」となります)
このC(文の要素である補語のこと)には形容詞・分詞・前置詞句などがきます。
英語の学力は基礎として語彙力と文法力ですが、語彙力は文法力と繋がります。
今回のwithなどはその意味だけでなく語法つまり使われ方を身についていることが肝要な語彙です。
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