点数を取るために必要な勉強とは
中学校の定期テストは高校入試における内申点(調査書)にとって大切な試験になります。
1回1回の点数が高校入試の合否に関わってきます。
そのテストで点数が取れるよう、ここではテスト勉強のやり方(考え方)についてご紹介します。
「当たり前の話だけど、できていない中学生が多い」内容になるので、ぜひ再認識という意味でも一読ください!
基本的な勉強方法
まず「勉強」と言っても、大きく分けて次の2つの学習方法があります。
1.受身的学習(理解学習)
2.能動的学習(自主学習・反復練習)
この2つをバランスよく行なうことで、点数アップが実現できます。
テストや模試で点数が取れない生徒は、どちらか一方が欠けている(足りていない)ことがあります。
では、この2つについて簡単にお話します。
受身的学習(理解学習)
まず、受身的学習(理解学習)とは、その字の通り生徒自身が受け身になって行なう学習です。
・学校や塾の授業
・個別指導の解説
・映像講座
が主に挙げられます。
これは、先生や講師から知識を取り入れるための学習です(理解学習)。
公式や問題の解き方、覚えるためのコツ、文法解説、用語解説などを教わり、「わかった!」という状態を作るために行なう勉強です。
能動的学習(自主学習・反復練習)
次に能動的学習ですが、これも字の通りで今度は生徒自身が一人で行なう勉強です。宿題や自習、テスト勉強など、とにかく机に向かってひたすら勉強することです。
これは何のために行なうかと言いますと、受身的学習(理解学習)で「わかった!」ことを、今度は自分一人の力で解けるようにするためです。
「理解した」=「できる」ではありません。
できるようになるためには「できるまで自主学習(反復練習)」が大切になります。
机に向かう時間を増やそう!
先に話しました通り、テストや模試で点数が取れない生徒は、どちらか一方が欠けている(足りていない)ことがほとんどで、どちらかと言うと自主学習が足りていない場合の生徒が多いです。「できる」ようになるための時間が足りなかったり、「できる」前にやめてしまっています。
ですので、テストで点数を取るために、まずは自分自身の勉強時間=「できる」ようになるまでの勉強量が足りているかを再確認してください。「できる」ようになる前にテスト当日を迎えてしまうのであれば、もう少し早めにテスト勉強を始めるなどの対策を取ります。
勉強時間はたくさんとっているけど・・・
自主学習の時間は多いのに点数が取れない場合は、理解学習でちゃんと「わかった!」状態になっているかを再確認してください。
理解が浅いまま自主学習を進めても「なんとなく勉強している」で終わってしまう危険性があります。問題を間違えた時に解答・解説を読んでも理解できないのであれば、「わかった!」状態になっていない可能性があります。
そのような時は先生に質問をして理解を促します。
また、人間は時間を追うごとに忘れていく生き物ですので、最初の方に「できた」問題でもあとから解き直すと忘れてしまっていることもあります。特に暗記系教科は定期的に繰り返し覚えているかチェックをしましょう。
正しい勉強方法を今から身につけよう
以上、ご紹介した勉強方法ですが、これは勉強以外の何にでも当てはまることです。
スポーツでも芸術でも同じです。
プロ野球選手から打つコツを教わっても、すぐに理想通りに打てません。
有名アーティストから絵の描き方を教わっても、すぐにうまくは描けません。
何事にも、
「理解」➡「練習」➡「できる!」
という順番があります。
そしてこれは、社会に出た後でも必要になってくるチカラです。
ですので、テスト勉強を通して一生涯役に立つ勉強方法を身につけましょう!
成績アップは自習室学習から
エマールゼミでは自習スペースを完備し、自分から積極的に勉強する大切さと楽しさを指導しています。
また、限られた時間の中で、最も効果的に実力を身につけるには、学んだ事を何回も復習することが何よりも重要と考えています。エマールゼミの授業は、先取り学習が主です。復習は家庭やエマールゼミの自習スペースで補います。