受験生が陥りがちな理科・社会の罠

都立高校入試の筆記試験は、英語・国語・数学・理科・社会それぞれ100点であり合計500点(実際は1.4倍されて合計1020点中の700点です)であり、例えば江戸川高校ならば合格するには目安として5教科合計で375点は欲しいところでありこれを1教科平均にすると75点となります。

 

生徒一人一人の傾向としては、「数学は得意だけれど国語が苦手」とか「英語は得意だけれど数学が苦手」とかは当然あるでしょうし、得意の教科で不得意の教科を補うのも一つの戦略でしょう。

しかし、他教科と遜色なく勉強してきた結果として得意不得意の差が出たならばともかく、その時間を割かなかったあるいは真正面から向き合わなかったことにより点数が冴えずに志望校を変更せざるを得ない状況になったときは大いに後悔するものです。

 

理科と社会にも時間を割こう

都立高校の共通問題としての理科・社会はほかの教科と同様、単純な知識だけで獲得できる点数は限られており、例えば先ほどの「75点」以上取ろうとなると都立入試の傾向を知ったうえでその対策の中で思考・知識を練り組立てていかねば取れないでしょう。
そしてそのためには一定の時間は当然かかるもので試験直前に付け焼刃でこなせるものではないでしょう。

 

学校の定期試験であるならば、試験直前に猛勉強しワークなどを覚えてしまえば高得点は取ることは可能ですが、都立の共通問題でみてみればそれは不可能に近いといえます。

なぜなら例えば理科についていえば、物理・化学・生物・地学それぞれの分野での知識に加え、実験や観察を通じての理科的な思考が求められるためです。

 

葛飾区の学校での理科・社会の通知表が4あるいは5であってもVもぎや都立の過去問題で30点前後しか取れない生徒が多いのは今話したことを裏付けています。

 

主要教科も勿論ですが大学進学する場合、文系ならば社会あるいは理系ならば理科はどうあれ必要になりますので今のうちから時にしっかりと向き合い、思考を練ることをお勧めします。

 

夏の講習会では中3だけではなく中2から理科を選択することも出来ますから、授業で「理科的思考」に触れてみてもいいと思います。

 

 


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