(前編はこちら)
都立高校の共通問題ですが、その5~6割は基礎的な問題で2~3割程度は逆に知識だけでは対応しづらい発展的な内容です。
基礎的な問題では、計算やその処理の仕方を真似て覚えたり、定理・公式利用したりさえすれば、これらだけで5~6割の点数は取れるものと思われます(数学が苦手な生徒は、この部分を徹底的に繰り返し演習し身に付けることが大事です)。
これらは思考力というよりも、繰り返し覚え定着させることによりほぼ機械的に解いていくタイプの問題です。
また高得点を取るためには、共通問題であってもやはり「筋道を立てて考える思考力」が必要になり、このことに対する姿勢・意識があるかないかが80点以上取れるかどうかの堺になります。
なぜならおよそ20点分は論理的思考能力が問われる問題だからです。
しかもその20点分は単なる知識だけでは解けないものであり、多くは<数量><関数><図形>の知識・運用が必要な融合問題になっています。
次の後編ではではどうやってその論理的思考能力をつけていけばいいのかを具体例を交えながら話していきます。