今回は前編からの続きです。
「英語の落とし穴」にはまらないようにするために、エマールではどういう対策をしているのかをお話していきます。
◆前編はこちら
クラスにもよるのですが、日々の練習の甘い生徒の多いクラスでは毎回前回の内容の確認・練習を5~10分して、不十分な生徒は「居残りシステム(授業が終わった21:40~最大22:15までの補習のこと)」を使って練習させます。
特に意識の低く練習の不十分な生徒に関しては三者面談にて状況を踏まえた上、少しずつあるべき姿へ軌道修正していきます。
中学生が部活やら他の勉強やら時には友だちと遊んだりと色々忙しいことは百も承知です。
しかし、その合間にでも日に5分(あるいは2日に1度でも)でいいから音読をしさえすれば効果はかならず出るものです(ただし読み方にはコツもあり、授業では繰り返し話します)。
それができていない生徒は残って強制的にやることになるシステムづくりをしています。
重要なのは教科書を通して語彙・文法を定着させることです。
そのためにはエマールでは3段階方式で進めています。
まず英語文の構造を理解した上で(使い慣れた無意識下にある日本語の構造に流されてしまうので、日本語との違いについての理解は必須です)、文法・表現のパターン・プラクティスを必修テキストでこなし(ここはゆっくりでいいから正確にすべきところです)教科書の本文の解釈として「英作ノート」に和訳させます。これが基本自力で正しくできるかどうかが第1段階目です。
第2段階は全文でなくとも、重要文型や表現を含む教科書の英文がパッと出るようになるまで音読あるいは書き写しの練習をさせます。私達は教科書の音読あるいは書きの練習を重視しています(それは中学の英語の教科書は語彙・文法を覚えるためのツールという見方をしているからです)。
そして最後の第3段階が重要語彙のスペリング・チェックです。都立高校入試を前提に考えれば必ずしもすべての語彙のスペリングが書けるようになる必要はないですが、学校の定期試験に関しては中には「こんなものまで要求するのかと我々が思う単語のスペルまで出す」教師がいます。ここでは定期試験を作成する教師の言動にアンテナを張る以外に手立てはないでしょう。
大切なことは、授業から宿題(形には残らない音読もです)までをその成果をもとに必要なら残してでも練習させる(出来ていれば残しません!)システムだと考えています。必要性を感じなければ子どもたちもなかなか動かないからです。言い換えれば家でやらないならば残って反復練習を残ってさせているわけです。
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