英単語〔around〕について
中1の教科書(NEW HORIZON)Unit5に
① “I jog with my dog around the pond.”
あるいは中2の教科書のUnit1に
② “They’re going to show me around.”
という表現が出てきます。
文法的な説明を少ししますが、英語を母国語としない日本人にとっては記憶する際にも英文解釈の面でも難しい読解であればあるほど必要不可欠になります。
大げさに言えば分析するわけですが、その方法としては品詞(単語の機能・形態による分類)からみるか文の成分(5文型における単語の組み立て)からみるかの見方があります。
ここでは品詞中心にみていきます。
① に関しては “around the pond” のかたまりが一つの意味を作っていますが “around” は前置詞(「~の周りに」)として用いられ後ろに名詞をとり「池の周りに」という副詞句を作り、後ろから “jog” を修飾しています。
一方、②では “show ~around” で “around” は副詞(「あちこちに」)として “show” とくっつき(熟語として一つの意味を形成)「案内する」という意味になります。
この②の表現で面白いところは「~を案内する」という場合、例えば「シンガポールを案内する」だったら “show 人 around Singapore” と言えてしまうところです。
つまりこの場合は “around” は「一人二役」をしているわけであり、“around” は “show” と “around” の結びつきでは副詞あるいは副詞的に使われており、一方 “around” と “Singapore” の結びつきでは前置詞的に使われているわけです。
もともと言語は高度な感覚の世界での概念がぶつかり合うものなので、このような表現が生まれてくるのです。
そしてこの感覚は知っておくと英語そのものが格段に身に付きやすくなると我々は考えています。