〔中学生英語の勉強法〕分詞について
分詞というのは現在分詞・過去分詞とあり、初めてお目見えするのが中2の受動態の単元です。
カタチは「be動詞+過去分詞」で「~れる・られる」の受け身の意味を表します。
分詞は動詞の活用形であり、現在分詞なら原形+ing、過去分詞なら原形+d,edとなり、特に独特に活用する不規則動詞の知識は重要です。
現在分詞は「能動」あるいは「進行」の意味があり、過去分詞は「受動」あるいは「完了」の意味があり(「have(has)+過去分詞」で使われるときは「現在完了」ですね)、このことは中3で習う名詞を修飾する用法であろうが、高校で習う分詞構文であろうがあるいは補語で出てくる分詞であろうがいっしょです。
中3で出てくる分詞は名詞を修飾する使われ方のみ出てきており、
We spoke to a police officer passing by.
で「pass by=通り過ぎる」という熟語がa police officerの後ろから進行の意味で修飾して「そばを通っている警察官」となっています。
ここで意識することとしては修飾される名詞と分詞には必ず主語・述語の関係があることです。
(an officerは隠れた主語でpassing byは隠れた述語です)
また「fallen leaves」ならば「落ちてしまった葉」の完了の意味です。
(fall:落ちる/fell/fallenと活用します)
They followed instructions given in English.(英語で与えられる指示に従った)なら受動の意味です。
(「指示は英語で与えられる」わけであり、現在分詞ではおかしなことになってしまいます)
あるいは「a falling apple」「(今まさに)落ちているリンゴ」となりますが、一般的に分詞は単独で修飾する場合は名詞の前に置かれ、分詞以外の単語を伴う場合は名詞の後に置かれます。
高校で習う分詞構文の話は次回に話します。
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