中学で学ぶ不定詞は結果の用法は出てきませんが、高校では副詞的用法の中に出てきます。
不定詞については苦手な人が多いので、ここでは簡単にお話していきます。
不定詞の結果の用法
中学では「to+不定詞」の副詞的用法では目的や原因を習いました。
普通不定詞の部分を文の後ろに持ってきて、
I was very surprised to hear that.
(そのことを聞いて驚いた)と使われます。
この知識しか知らないと例えば、「He lived to be ninety.」の文に出くわしたとき、「90歳になるために生きた」とおかしな意味になってしまいますね(全くあり得ないことではないかもしれませんが…)。
ここでは、「彼は生きて(その結果)90歳になった」と読むのが素直で、かつ「lived」と過去形なっていますのですでに生きておらず「彼は90歳まで生きた」となります。
また、この結果の用法はonly to~やnever to~というような熟語的な形で使われることも多いです。
Sarah ran to the station, only to find the train had left.
「サラは駅まで走っていったが、その列車はすでに出発したことがわかった」
となり、only to~は「~しただけ」と「失望」「意外」の気持ちが入ることが多く、never to~は
John went out, never to return.
「ジョンは出ていき、二度と帰ってこなかった」
のように使われます。
ちなみに、中3の現在完了形のところでよく出てきたneverは「一度も~ない」「決して~ない」というnotの強調です。
そして、不定詞の単純な否定であるnot to ~であれば
I told her not to go.
(彼女に行かないよう伝えた)
のように補語の部分に使われたり、
I woke up at 4 o’clock, so as not to be late for the first train.
(始発に乗り遅れないように4時に起きた)
のように目的の用法で使われたりするのですが、このnever to~に関してはこの熟語的な結果の用法以外では見たことはありません。
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