現代の子どもたちに必要な力~読解力~

高校入試・大学入試における読解力

 

大学入試の「センター試験」が「共通テスト」に変わりしばらくが経ちました。
その現在の大学入試を突破するために必要な力として、たびたび話題に上がるのが「読解力」です。

 

ここでは、なぜ読解力が大事なのかを簡単にお話していきます。
大学入試から話題が始まったものの、特に小学生や中学生の皆さんにお伝えしたい内容になります。

 

 

どうして読解力が必要なのか

 

「読解力」がなぜ必要なのか?
入試面・学習面から結論を言いますと、「現代の入試に対応するために必要なスキルだから」です。

詳細は省きますが、この読解力を伸ばすために文科省が新学習指導要領を作りました。
そして、その内容に沿った授業や入試がすでに展開されています。

 

最初に挙げました大学入試の「共通テスト」が、まさに「読解力」を体現したような入試問題に生まれ変わっています。
(参考:共通テスト過去問・大学入試センターHP

 

その大きな特徴として、全科目の問題の文章量や図表が増えたことが挙げられます。
今のお子さんの保護者様の中で大学受験をご経験された方であれば、その違いにまずは驚きます。問題を読むだけでも時間を取られますし、文章量が多いので書いてある内容を理解することにも苦労をします。

 

「読解力」と聞くと文系がイメージされますが、数学も理科も文章量が増えていますし、国語や社会の問題でも図表が多く登場します。

 

ですので、ただ公式や解き方を暗記して突破できるような入試ではなくなりました。

 

そして、問題文を正しく素早く読み解く力と並行して、覚えた公式や解き方を「どのように使うのか(思考力)」も問われます。

 

ここでは大学入試の共通テストを例に出しましたが、都立高校入試などでも問われるようになっています。もともと文字数が多いと言われている都立高校入試ですので、現在の大学入試と同じく素早く正確に文章を読む力が必要になります。

 

以上のことから、「読解力」は現代の入試のトレンドになっていますので、これから高校入試や大学入試を迎えるお子さんの大きな課題となります。

 

もちろん、読解力は社会に出てからも必要な力ですので、入試をキッカケに身につけられることは良いことです。
共通テストを導入する過程で作られたモデル問題として駐車場の契約書を読ませる問題もあったくらいです。

読解力の訓練は早いうちから

 

ここまでのお話で読解力の大切さや現在の入試の難しさはご理解いただけたかと思います。
そして、その読解力は一朝一夕では身につきません。

 

ただ長い文章を読むだけ=文字を読むだけでしたら、日ごろから使っている日本語ですので問題ないですが、それだけでは読解力ではありません。

 

長文を素早く読むことも必要ですが、それ以上に「そこに何が書いてあるのかを理解する力(文章の要点を理解する力)が重要になります。

つまり、問題文で何を問われているのかを理解する力です。

 

この力が無ければ、数学であれば「どの公式を使って解くべきか」がわからなかったり、国語であればそのまま正解・不正解に直結します。

 

この「真の読解力」ともいえる力は、暗記とは違い日ごろの訓練の積み重ねが必要になります。

 

ですので、将来の高校入試や大学入試を見据えて早め早めに取り組みましょう。
まずは短めの文章から読み始めて徐々に長文に移行したり、書いてある内容を要約する訓練をしてみたり。

 

エマールゼミでは読解力を伸ばすような指導もしています。
小学生コースから高校生コースまでありますので、今を生きるお子さんに必要な力である「読解力」を身につけるべく、まずはご相談ください。

 

 

 


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