[中学生英語]be動詞と一般動詞の文<前編>

[中学生英語]be動詞と一般動詞の文について

 

英語の文は「be動詞」の文と「一般動詞」の文に分けられます。

英語学習の初歩の段階では英文が“be動詞”の文であるか“一般動詞”の文であるかの区別を意識してほしいところです(否定文や疑問文はこの違いに沿って変形されます)。

中3でも“Are you like milk?”という英文を作ってしまう生徒が少なからずいるのが現状ですから。

 

be動詞は、

原形が“be”
現在形がam・are・isとなり、

それらの意味のベースは「=(イコール)」の関係であり、「ある・いる(存在を表す)」「なる」になることもあります。

過去形はwas・wereです。

 


 

“The price of this T-shirt is $100.” という表現も

“This T-shirt is $100.”
「このTシャツは100ドル。」
という言い方で表現されることもあります。

 

言語は個人の感覚の差異がありますので、通じさえすれば表現の正確さは犠牲になっても許容される面があるわけです(この手の「be動詞」を「だらしないイコール」と呼ぶ文法学者もいます)。

いずれにしても「be動詞」の文は「=(イコール)」の関係がその根底にあるのですから、“Are you like milk?”はその点からみて何と何が「=」なのでしょうか。
この文は間違いとなり、許容もされません。

 

そもそも一般動詞(ここでは“like”です)が存在する時点で「be動詞」の文ではない(進行形は別とします)のですが、この辺りは多くの生徒が英作で間違えるところなので一般動詞について少しまとめます。

 


 

まず一般動詞とはbe動詞以外の動作・状態を表す単語を指します。
ざっくり話せば、一般動詞の動きは“go やcome”の「移動」、“seeやhear”の「知覚」、“thinkやknow”の「思考」、“speakやtell”の「伝達」、“ getやtake“の「入手」、”makeやproduce”の「創造」などがその柱にあります。

 

後編では文型の立場から「be動詞」の文と「一般動詞」の文をみていきます。

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